この度、2025年11月8日〜9日に福岡県で開催された第12回日本予防理学療法学術大会において、
「透析導入後も運動を継続し、要介護状態から脱却した1症例」
というテーマで口述発表を行いました。
血液透析患者では、透析通院に伴う生活の制限や、栄養・活動量の低下によって身体機能が衰え、サルコペニアやフレイルに至るケースが多くみられます。本症例では、透析導入前からの運動習慣を継続することで要介護状態を脱却できた1例を報告しました。質問では、多くの方が透析患者さんに運動を行って頂ける取り組みができるかという悩みを抱えておられました。
本発表は、透析医療が抱える課題の解決に寄与する可能性を示唆するものであり、今後も当クリニックでは、患者さま一人ひとりの「運動による生活の質の向上」を目指して取り組んでまいります。

理学療法士 千﨑